浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

最近では慢性疼痛(とうつう)が健康寿命に影響を与えていることが明らかになっています。

腰痛や間欠性跛行(かんけつせいはこう)は、個人の行動を抑制してしまいます。間欠性跛行とは、一定の距離を歩くと、おしりやふくらはぎなどにうずくような痛みやしびれ・疲労感が出て歩行が次第に困難になり、しばらく休息すると治まる、また歩き続けると再び痛みだすという症状です。

結果として心理的に落ち込んだり、心肺機能や筋、骨格筋に悪影響を及ぼします。これらのことは以前からよく知られています。また、腰痛の予防や治療において、動く(運動をする)ことの有効性もよく知られるようになってきました。

運動をすることの有効性や重要性は、腰という局所だけの問題ではありません。最近注目されている運動の意外な有効性の一つは、運動と免疫機能には密接な関係があるということです。運動により免疫機能を高めて、炎症を抑制するのです。

もう一つは運動と慢性炎症の関係です。慢性の炎症はいろいろな疾患に深く関係します。腰痛だけではなく、炎症が関係していると考えられる代謝性疾患、循環器、呼吸器、ガン、脳を含む神経疾患、自己免疫疾患などの予防や治療につながっているという報告が数多くあります。

最近では運動によって寿命や筋力低下、老化防止、骨折予防、認知機能、抹消動脈疾患、転倒予防、心血管、肥満、糖代謝など、様々な病態の発症や憎悪、そして予防に大きく関与していることが明らかになってきています。

よく病院のドクターから提案されるのがウォーキングです。いつでも、どこでも、だれにでも出来る運動として提案されています。治療院に来院される方で、まだ痛みが強く出ている状態でも指示が出ているからとウォーキングをしているという方もいます。しかし、これはNGです。痛みが強いときは素直に休んでください。

ウォーキング以外にも世の中にはたくさんの腰痛体操やトレーニングの情報があります。ご自分にとって出来るものから試してみるのもいいと思います。ただ、他の人が良かったから自分もと思って、痛みが出ても無理をして、体操、トレーニングを行うのもNGです。

慢性疼痛に悩まれている方で、まだウォーキングなど、体力作りを試されていない方は、自分が出来る運動を取り入れることをおすすめしています。当院では、セルフケアをしているか、していないかのお話を聞いて、そこから出来ることを提案しています。

ご自分でメンテナンスを継続していても痛みが改善しない場合は、お近くの医療機関や治療院などに相談してください。何か解決策が見つかると思います。

当院の治療目標は、ご自分でメンテナンス(お手入れ)が出来るようになるまでと考えています。日常生活が快適に過ごせるようにお手伝いできればと思います。

腰痛ブログ一覧に戻る
PAGE TOP