浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

腰痛の原因になるものは、大きく分けての2種類あります。

●特異性腰痛
特異性腰痛は、MRI・CT・レントゲンなど医療機関での検査によって原因が判明する症状のことです。主に、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、
腰椎圧迫骨折などがあり、骨の感染症やがんの転移なども含みます。

●非特異性腰痛
非特異性腰痛は、レントゲンなどで検査を行っても原因を特定することができない症状のことを言います。腰痛の約85%にあたる症状が、この非特異性腰痛に分類されます。さらに、非特異性腰痛の原因には、「身体的影響」と「社会心理」の2つが考えられます。身体的影響とは、運動不足や肥満など日常生活から影響するもの、パソコン作業や肉体労働などによる同一の動作や姿勢が続く中で腰に負担がかかるものなどのことです。一方、社会心理とは、物理的な負担ではなく、日常の生活の中での感情や気分の変化、考え方からくるストレス、悩みなどの影響によって、腰痛として症状が出るもののことです。

腰痛になったときの対策や改善方法なども大切ですが、やってはいけないこともあります。
腰痛になったときには、以下の3つのことに気を付けていただきたいです。

◆安静にしすぎること
腰痛で悩んでいるときはあまり動きたくないことも多いと思いますが、安静しすぎることもよくありません。可能な範囲で、痛みが出ない程度に動かすことで改善につながることもあります。動かせる範囲で身体を動かすことをおすすめします。

◆座る椅子
椅子の選び方も大切です。
デスクワークなどで使用する椅子が低すぎたり、クッション性が高いもの(沈み込みやすいもの)はお勧めできません。長時間座り続けると姿勢が悪くなりやすく、腰に負担がかかってしまいます。テレワークで自宅での仕事が増えて、固い椅子しかないなどの場合は、座るときに使えるクッションや腰痛対策グッズなどを使用することもおすすめです。

腰痛を予防する対策として、座り方を意識することです。座るときは、頭の位置がポイントです。
顎を引いて、目線は前方に置くようにします。このとき、最初から背もたれにもたれずに、上半身を前後に揺らして、上半身の重みを腰に感じなくなる姿勢を探してみましょう。
上半身の重みを感じない姿勢になったときが、坐骨で座るという状態で腰痛になりにくい姿勢になります。

この座り方については、デスクワークが多い人におすすめです。仕事のときなどにオフィスチェアに長時間座っていると、猫背になったり、背もたれに斜めにもたれたりしやすくなる方が多いと思いますので、姿勢が崩れていないか、定期的にセルフチェックしてみることも腰痛の予防につながります。

◆長時間の同じ姿勢
同じ姿勢を長時間続けることも腰に負担をかける原因になります。腰へ負担がかかる姿勢でなくても同じ姿勢を続けると、身体への負担になることはイメージできると思います。
適度に姿勢を変えたり、身体を動かして腰への負担を減らすことが大切です。

立ち姿勢での腰痛予防についてです。
立ち姿勢で意識するポイントはお腹です。
下腹部を引き締めて引き上げるような姿勢で立つことで、腰への負担を減らすことが出来ます。

このように、腰痛にもいろいろな原因があるように、腰痛対策もその原因に合わせたものが多々あります。間違った対策では腰痛を悪化させてしまうこともありますので、正しい対策や予防を行って、腰痛になりにくい生活を送っていただきたいです。

身体を痛めてしまった時、何かしらの対策をしても改善が見られない場合は医療機関での受診をお勧めします。

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