浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

皆さんこんにちは。静岡県浜松市で腰痛に特化した鍼灸院『ふかだ鍼灸整骨院』院長の深田です。今回は、鍼灸院の院長である私が、整形外科や病院、クリニックでの受診を勧める理由をお話ししたいと思います。

同じ治療という道の中で、あえて他の方法である病院での受診を勧めるということは、通常お読みになられている方には『???』という状況かと思います。言い方を変えれば商売敵(笑)です。にもかかわらず、私が腰痛の際にあえて病院や整形外科、クリニックでの受診をお勧めする大きな理由を今回はご理解して欲しいです。

腰痛の原因はさまざまです。若者であれば腰の筋肉痛「筋膜性腰痛症」が多いですが、腰椎の後ろ側が分離する「腰椎分離症」や、腰の椎間板にある髄核が脱出して神経を刺激する「腰椎椎間板ヘルニア」もあげられます。

中高年以降は椎間板が薄くなったり、関節の軟骨がすり減ることで腰痛が生じる「変形性腰痛症」、神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫される「腰部脊柱管狭窄症」など加齢によって起こる腰痛の頻度が高くなります。高齢者では骨の強度が落ちて骨がつぶれる「圧迫骨折」が原因となることもあります。

ちょっとした腰痛で病院なんて...と躊躇して先に治療院に来院される患者さんもいます。当院でも病院やクリニックへ行っていないようであれば、受診してもらうようにお勧めすることもあります。

理由の一つめとして病院で受診された場合、『万一重大な病気だった場合、すぐに治療を進めることができるから』です。

例えば、骨や軟部組織の腫瘍やほかの部分にできた「がん」の骨転移などの悪性疾患、感染、骨折、そのほかに外科や婦人科疾患が疑われる場合には速やかに適切な診療科へとつなげることができます。

もう一つの理由は『検査や治療が保険診療で受けることができるから』です。整形外科を受診すると、問診からレントゲン検査やMRI・CTなどの画像検査や血液検査、尿検査などを行います。そのうえで原因や病気に対応した治療が始まります。痛み止めの飲み薬や貼り薬(湿布)を用いた薬物療法、ブロック注射療法、コルセットを使った治療とともに、運動機能の維持、改善を目的に、運動・温熱などの物理的手段を用いて理学療法を行い、日常生活の姿勢や動作の見直しを行います。

整形外科やクリニックでの検査で重大な病気が見つからないという前提であれば、リラックスして施術をうけやすい、治療院へ行く選択肢を持っていただけたらと思います。

「腰痛で病院に行くと手術になるケースが多いですか?」と質問されることが多いですが、必ずしもそうとは限りません。MRIなどの検査で明らかに腰椎椎間板ヘルニアと診断された方でも必ず手術適応となるわけではありません。手術になるかどうかは、本人の症状や希望などによって変わります。極端な筋力低下や排尿排便の感覚がなくなるような強い神経麻痺が起きているようであれば手術になります。それ以外の場合は本人と相談して手術は選択肢の一つになります。

いずれにしても、腰痛を繰り返さないためには、食事、睡眠、日常生活で無理な姿勢を取らないよう気をつけ、程よい運動・ストレッチをして筋肉を保持することが、腰痛の発症率を下げることになります。

浜松市の腰痛専門治療院『ふかだ鍼灸整骨院』は、患者様の根治を心から願っております。私も腰痛で悩まされたひとりです。しっかりとした検査を受けることで患部を特定し、手術が得策であると判断できるならそれが一番いい選択肢かもしれません。ただ、腰痛の場合、90%以上が原因が特定できないと言われています。レントゲンやCT、MRI検査を受けても何一つ悪いところが見つからないなんてことはよくあります。そうした時に私たちが受け皿になることができればと思っております。

まずは病院等でしっかりと検査をしていただきたいですが、その結果、通院しても良くならない...などお悩みのある方は是非一度ご相談下さい。

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