浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

腰痛を訴える人は男女ともに年代が上がるにつれて増えてきます。
10代までは男女差はありませんが、20代以降は女性の方が多いです。とくに70代以上の女性の腰痛出現率が増加します。理由としては20代以降での妊娠出産からの腰痛、中年期以降での骨盤内臓器疾患から伴う腰痛、高齢者での閉経後の骨粗鬆症からの圧迫骨折による腰痛が考えられます。

■腰痛をきたす代表的な女性の疾患

1.卵巣腫瘍による腰痛
卵巣に腫瘍や嚢腫ができると下半身へ散らばるような痛みが発生することがあります。卵巣腫瘍による腰痛や下肢痛は、坐骨神経の支配領域に一致しているので、ヘルニアや脊柱管狭窄症からの神経根障害と間違われてしまう場合もあります。

また、卵巣腫瘍と脊椎疾患が合併している方もいるので腫瘍の摘出後も腰痛が残ることもあるので確認が必要です。

2.骨盤輪不安定症
骨盤輪不安定症とは仙腸関節や恥骨結合に強いストレスがかかり骨盤輪が不安定となることが原因で主に腰痛になります。発生する要因は、妊娠・分娩に関連したホルモン環境、関節の緩み、骨盤のアライメント、腰椎への荷重などがあります。

妊娠後期になると体重が増加してお腹が前にせり出して腰椎の前弯が強くなります。さらに靱帯が弛緩して骨盤が不安定になります。これらの要因が重なって腰痛になります。妊娠中の腰痛合併率は50%近いと報告もあるそうです。そのような腰痛でも出産すると腰痛が消えてしまうのが一般的ですが、一部では出産後の骨盤輪の不安定性がそのまま残り、腰痛が持続する方もいます。

3.産前産後の恥骨痛
出産時に骨盤の前にある結合部が引っ張られて開き、後方の仙腸関節にストレスがかかり腰痛が発症します。産後の恥骨痛は損傷の程度や骨盤のゆがみによって痛みが落ちついてくるまでには個人差があります。痛みが長引く人は産褥期に安静にできなかった方や、骨盤を歪ませたまま生活を送っている方が多いです。

当院では産後の骨盤ベルトの着け方や自分でできるセルフケアを提案して、回復のお手伝いをさせていただきます。

4.子宮内膜症に伴う腰痛・梨状筋症候群
子宮内膜症によって梨状筋と隣接している坐骨神経が刺激されて足への痛み、しびれ(坐骨神経痛)が出てしまうことがあります。整形外科や治療院などで治療を行っても改善されない場合は婦人科での確認をお勧めしています。

5.妊娠中の腰椎椎間板ヘルニア
妊娠中に椎間板ヘルニアを発症する方もいます。保存療法を原則としています。自分でできることとしては身体を冷やさないこと、適度な運動・ストレッチ、お風呂でゆっくり下半身を温め、筋肉の緊張を緩めることが大事です。

6.閉経後骨粗鬆症によっておこる脊椎圧迫骨折からの腰痛
やせ型の方やダイエット、偏食、カルシウムの摂取不足、運動不足、日光照射不足、喫煙、過度のアルコール摂取などの生活習慣からも骨粗鬆症の原因となります。

最近では高齢の女性だけでなく、若い女性の骨粗鬆症も問題になっています。骨のカルシウム減少などによって骨がスカスカになり、骨の強度が低下して骨折しやすくなります。

食事、睡眠、適度な運動。
腰痛に限ったことではありませんが、体調を整えていくうえでとても大切な事です。
まずは出来る所から心がけていただきたいです。


浜松の腰痛専門鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」では、女性の様々な腰痛にも対応しております。カウンセリングし、病院での受診が必要な場合には、きちんとお伝えし適切な対処をさせていただきます。腰痛にお悩みの女性は、お気軽にご相談下さい。

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