浜松で腰痛に特化した鍼灸院「ふかだ鍼灸整骨院」

治療院に来院される方で、「ヘルニアは手術しないと治らないのか?」と質問を受けます。

私が整形外科でリハビリに携わっていた時に、数多くのヘルニアの診断を受けた患者さんの治療に関わらせていただきましたが、すべての人が手術をすることによって、本人の期待する結果が出るわけではありませんでした。

当然ですが、手術したほうが期待した結果が出る方もいます。
ただ、手術してもあまり変わらない方もいます。その後再手術されて、痛み、痺れが改善せず、我々のような治療院に来られる方もいます。

当院では手術の選択される前の保存療法の一つとして鍼灸治療を薦めています。整形外科で手術を勧められていた方でも、保存療法で改善している方もいます。

私も元ヘルニア患者でした。
私の場合は一日を通して痛み、痺れが続く日々を送り、やがては麻痺まで起きていました。麻痺が出てしまった神経の支配領域は、足が思い通り動かない、感覚も無くなってしまう。タンスに足の指をぶつけても痛みを感じない状態で。骨折しても気がつきません。

ヘルニアを発症していた当時、手近にあったコンパスの針でつついてみましたが、刺される感覚が全く無かったのを今でも覚えています。歩く時も、そこに自分の足の指が無くなった感覚になり、まともに歩けませんでした。

当時は周りの友人たちから「歩き方おかしいよ。」とよく笑われておりました。その後しばらくして、自分は足の麻痺が続いてしまったため、手術による治療となりました。

腰を痛めて、整形外科を受診して、レントゲン、MRI、CTなどの画像検査でヘルニアを確認されたとしても、すぐに手術の選択肢は持たなくてもいいと思います。手術を選択する前に保存療法を頑張っていただきたいと思っています。

多くの整形外科では、けん引療法、温熱療法、電磁気療法などの物理療法と理学療法士によるリハビリがあります。私が勤めていた整形外科では併せて鍼治療も行っていました。

物理療法やリハビリによって本人が困っている痛みやしびれ、麻痺が改善することもあります。整形外科に行ってもあまり症状が改善しないと言われる方もいますが、まずは挑戦してみてください。それでも改善がみられない、治療が合わない時に鍼灸マッサージなどに選択肢を広げてみるといいかもしれません。

当院でも物理療法は使用します。
症状によって鍼灸を使わないこともあります。セルフケアだけで改善していく方もいます。

自分の体験と臨床経験の視点から言わせていただくと「腰ヘルニアの手術は最終手段」だと思います。近所の鍼灸を取り扱っている治療院に相談してみるのもありだと思います。

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